読書とススメ

心の成長の糧となる本をご紹介します。

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「箱」を買いました

2006-12-03-Sun-09:49
先日、「箱」を購入しました。
でも「箱」といっても物を入れる箱ではありません。

人間関係を劇的に改善させる可能性を秘めている、
「箱」にまつわる物語が書かれている本のことです。

今回ご紹介する本は【自分の小さな「箱」から脱出する方法】です。

自分の小さな「箱」から脱出する方法 自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート (2006/10/19)
大和書房

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この本は主人公の男性が、とある一流企業の幹部社員として迎えられ、
その企業の特殊な教育カリキュラムを受講していくさまが、物語形式に
書かれている本です。

その特殊な教育カリキュラムの中で、最大のテーマとなっているのが、
この本の主題となる「自己欺瞞(じこぎまん)」の克服です。

「自己欺瞞」とは、自分で自分の心をだましたり、そむいたりすること
を意味しており、その自分をそむいた状態におちいったことを、この本
では「箱の中に入る」と表しています。

「箱の中に入った状態」におちいると、現実を見る目が歪んでしまい、
それによって、自分のことも他人のこともはっきりと見ることができなく
なってしまう。
そうすると、そこから人間関係のあらゆるゴタゴタが起こってくること
になると、この本では述べられています。

人と接しているときに、湧き出てきた自分の感情や良心、本心を抑えたり
背いたりすると、それら自分に対しての裏切りを正当化するために、
人はその感情を相手に転嫁するようになるそうです。

そうなると、現実を見る目が歪められた状態となり、それが
「箱の中に入った状態」ということになります。

それらを繰り返すたびに、いくつもの箱に入った状態が自分の中に積み
重なり、それがいつのまにか自分の性格として見なすようになってしまい、
結果、その歪んだものの見方が人間関係のゴタゴタにつながっていくこと
になるそうです。
なお、これら一連の流れは、無意識に行われているため、自分では
まったくといっていいほど気づかないままなのです。

ではこの「箱の中に入った状態」とは、具体的にどのようなものなの
でしょうか?
この本では、これら「箱の中に入った状態」がいくつか例として
とりあげられています。
例えば、

◆オフィスやショッピングセンターなどのビルのエレベーターに
 乗り込んでドアを閉める際に、閉まりかけのドア越しに他の人
 が走って乗り込もうとしているのを発見し、「ドアを開けなく
 ては」とは思いつつも、つい見過ごしてしまった場合。

◆奥さんや子供に手を貸してあげなくてはと感じながらも、
 手を貸すのをやめたとき。

◆誰かに謝らなくてはと思ったのに、謝らなかったとき。

このような経験は、見覚えのある方も多いのではないでしょうか?

それでは、その箱から出るためには、どうすればよいのでしょうか?
それは、

相手に逆らうのをやめた瞬間に、箱の外に出ることができる。
それは、自分が抵抗している相手は、目の前にいるからだ。


ということだそうです。

箱に入ってしまったのは、自分に対しての裏切りを正当化するため、
その感情を相手に転嫁してしまったからであり、そもそも、
その感情というのは、相手に対してではなく、自分自身の感情そのもの
だったのです。
よって、相手に逆らうのをやめるというのは相手に屈するという訳では
なく、結局は自分自身の感情を認めてあげるだけということになります。

実際には、いくつかの段階を経てその結論にたどり着くのですが、
そこに至る過程をもっと詳しく知りたい方は、ぜひともこの本をご一読
してみて下さい。

ちなみに、この本は以前「」というタイトルで2001年に発売されていた
本が復刊したものです。
絶版してからも、Amazonの古本販売で8,000円もの高値がつくほどの
異常な人気のあった本だったので、私も以前から興味を抱いていました。
(復刊した現在もAmazonや、ホームページ、ブログで紹介されている
書評の数の多さから見ても、とても注目されている本です。)

確かに私も読んでみて、何度も読むに値するすばらしい本だと感じたの
ですが、3回ほど再読した今でもイマイチ腹に落ちていないというのが
実情です。

それは多分、この本の最後の終わり方が、まだ最終的な結論には至って
おらず、この本に続く何かがなければ、この「箱」の考え方は本当に
腹に落ちないのでは?
と感じたからです。

それが、この本の発行元である「アービンジャー・インスティチュート
で開催されるセミナーなのか、それともこの本の続編が発行されるのか、
今のところ定かではありませんが、この考え方はとてもすばらしいので、
私は引き続き注視していきたいと思ってます。

ちなみに「アービンジャー・インスティチュート」とは、アメリカ・ユタ州
に拠点をおく研究所で、本国ではこの考え方をベースに、企業の組織を
ターゲットとして研修やコンサルティングを行っている会社のようです。
日本では、最近、日本法人が立ち上がったそうですが、まだまだ今後の
活動は未定のようです。

まあ、そうはいっても、この本の読み込みがまだまだ足りないというのは
事実なので、さらに再読を繰り返していきたいと思っています。
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