読書とススメ

心の成長の糧となる本をご紹介します。

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答えの無い問い...

2007-12-01-Sat-02:39
最近、職場において私の立場がめまぐるしく変化しています。

とはいえ転職したりして、自ら望んで環境をがらっと変えた訳では
ありません。

私が今の現場に着任したのは、今年の春先のことです。
当時は、とあるチームの単なる一担当という立場での参画でした。

それから1ヶ月半が過ぎた頃でしょうか。
私はそのチームのリーダーとなりました。
リーダーといっても、私を含め総勢3名という小規模なチームですが^^;

さらに2ヶ月ほどたった頃、私が属しているチームとは別のグループの
傘下にあるチームのリーダーが病で倒れ、その方の代わりとして私は
急遽異動することになりました。
注)現場ではグループが複数存在しており、そのグループの配下にさらに複数の
 チームが属しているという階層構造になっています。
 つまり最小の単位がチームということになります^^;


病に倒れた方の交代ということで、当然まともな引き継ぎもできるはず
もなく、その頃から私は山のような仕事に追われ、悪戦苦闘する日々を
過ごしていました。
 ちょうど記事の更新が滞り始めたのが、この頃からです^^;

そんな状況がしばらく続くも、日々の努力が少しずつ実り始めた最近
では、私の配下に数名の部下を補充してもらうまでに至り、チームと
して何とか仕事が回せる状態にまで、こぎつけました。

 あぁ、あとは部下の能力の底上げをすれば、さらに精度の高い
 仕事がこなせるまでになるなぁ...

なんてことを思っていた矢先のこと。
ここからは先週の出来事です。

いつものように残業に勤しんでいた私のもとに、現場を指揮する豪腕
リーダーが現れました。
ひと気のないところで少し話をしたいとのことで、その場を連れ出され
恐る恐る話を伺う私はというと、

 以前、要求された新たな業務が、まだまだ軌道に乗ってないことを
 指摘されるのかな(ーー;)

そんな心境の私に対し、発せられた豪腕リーダーの言葉は、思いがけ
ないものでした。

それは、

 今、広介君が属しているグループのリーダーを引き受けて
 くれないか?


 えっ?私が??何で???

なんと、私が属しているグループのリーダーが、新規に立ち上がる
グループへ異動することになり、その方の代わりとして私が抜擢
されたのです。

それは双方の会社の発注形態や利害関係からいって、あまり前例の
ないことだったので、思わず耳を疑ってしまう言葉でした。

思いもよらぬ発言に、かなり戸惑う私でしたが、ほどなくして徐々に
何ともいえないうれしさがこみ上げてきたのです。

 あぁ、これは、さらに高い次元に成長しろってことなんだろうな...
 今までの小さな努力が、やっと目に見える形で現れてきたんだ
 なぁ...

しかしその役目を引き受けたとならば、その責務はとても重大です。

ちなみにそのグループの役目はというと、100名近く在籍する現場全体の
管理を担っています。
当然責任も重く、さらなる精度の高い結果が求められます。
自ら現場の方に対し、厳しい言葉を発していかなければなりません。

そして、グループリーダーという立場とならば、仕事に対するスタンス
も、豪腕リーダーから発せられた無理難題を「終りません」ではなく、
「どうやったら終わらせられるか」という姿勢で臨むことが要求されます。

とても生半可な気持ちで引き受けられる役目ではないのです。

 家族と過ごす時間やプライベートを犠牲にしてまでも、
 責務をまっとうする覚悟が自分にはできるか...
 はたしてそこまで腹がくくれるか...

正直しばらく悩みました。

しかし私は覚悟を決めました。

 こんな機会はそうそうない。
 この仕事をやり遂げたら、ビジネスマンとして、はたまた人間
 として、さらなるステージへ上がることができるかもしれない。
 例え失敗しても、そこから学ぶことは多大にあるはずだ。
 今はプライベートと仕事を両立させることよりも、仕事に没頭
 する時期なのだ。
 よし!今回の依頼を引き受けよう。

それから数日のこと。
事前に関係するキーマン数名の方にネゴをとった上で、正式に了承の
旨を伝えた私なのでした。


そして今回、そんな私の背中を押してくれたのが、【意思決定12の心得
という本でした。

マネジャーという立場に置かれた方に常につきまとう、意思決定という
ものにフォーカスをあてた書です。

とはいえ、意思決定に至るためのテクニックが満載という訳ではなく、
どちらかというと、意思決定を行うマネジャーとしての心構えに主眼
が置かれて書かれている本です。

以下に本書から特に感銘を受けた箇所を抜粋します。

 なぜならば、このプロジェクトが成功したか、失敗したか
 という結果にかかわらず、大きなリスクと責任を背負い、
 予測できない未来に向かって、全身全霊を込めて意思決定
 をしていくという行為が、われわれの精神を鍛え、大きく
 成長させてくれたからです。-P178-

 そして、そうした意思決定の行為は、われわれの精神を
 鍛えてくれるだけでなく、われわれの精神を深めても
 くれるのです。
 なぜならば、マネジメントにおける意思決定とは、
 多くの場合、「答えの無い問い」を問い続けるという
 行為にほかならないのです。-P179-

 このように、われわれマネジャーが日々行っていく
 意思決定とは、たとえそれが小さなプロジェクトの実施
 に関する小さな意思決定であろうとも、それを深く
 見つめるならば、かならずどこかで、部下として預る
 人々の大切な人生に関わっています。
 そうであるかぎり、われわれマネジャーが日々直面
 する意思決定とは、学校での試験問題のような「正解」
 などない、いわば「答えの無い問い」なのです。

 そして、われわれマネジャーが為し得ることは、そして
 為すべきことは、それが「答えの無い問い」であること
 を知りつつ、それでも深く「答え」を求め、一人の
 マネジャーとして、全身全霊を込めて意思決定をして
 いくことにほかならないのです。-P180-

 そして、もしわれわれマネジャーが、この「答えの無い問い」
 を前に、「割り切り」によって逃げることなく、意思決定の
 後もなお、その問いを静かに問い続けるならば、おそらく、
 われわれの精神は、ある深みへと向かっていくのでしょう。

 そして、そのことに気がつくとき、マネジャーという
 職業が、われわれのささやかな生涯を捧げて歩むに値
 する素晴らしい職業であることを知るのです。
 そして、そのマネジャーにとっての意思決定という役割が
 われわれの精神を、鍛え、深め、限りなく成長させて
 くれる素晴らしい役割であることを知るのです。-P182- 

このように、私にとっては珠玉のメッセージに溢れた本でした。

答えの無い問い...

たとえわずかであっても、少しずつ、でも着実に深めていこう。

とはいえ、すでに以前とは違った世界の片鱗が見え始めている。
私は最近、そんな気がしてなりません。

そしてその先に見えてくるものは、今とはまた違った世界...

はたしてどんな世界が見えてくるのか、今から楽しみでなりません。

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そして記事の更新はというと、さらに滞ることになります(ーー;)

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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COMMENT



2007-12-01-Sat-20:15
広介さん、こんばんは。

昇進おめでとうございます。
( ^-^)ノ∠※PON!。.:*:・'°☆。.:*:・'°★°'・:*Congratulations!!

チームリーダーからグループリーダーへと大抜擢されましたね!
とてもすごいことです。
これも普段から勤勉な広介さんだからこそだと思います。
それプラスやはり広介さんの人柄が認められたんでしょうね。
沢山の人の中から広介さんを選ぶとは、上司の人も目がありますね。
読書仲間の私としても、とてもうれしく思っています。
これからは責任ある立場として活躍されるので、不安も大きいかと思います。
でも、今まで読書で培っていたノウハウを持っている広介さんなら、
きっとうまくこなしていくと思います。
今まで読んできた本たちも支えてくれますし、
私も陰ながら応援していますので、思う存分に手腕を発揮してください。
本当におめでとうございます。(^_^)V

つぶ庵さん、ありがとうございます

2007-12-02-Sun-05:41
つぶ庵さん、コメントありがとうございます。
また、心に響くお祝いのお言葉までいただきまして、ありがとう
ございます。
ブログ立ち上げ当初からの読書仲間として接してきたつぶ庵さん
からのお言葉は、また格別なものがあります。
心から感謝の思いで一杯です!

>昇進おめでとうございます。
実際には役職の変更はないので、昇進というわけではないの
ですが^^;
とはいえ、大役を任されたということには変わりがないので、
身の引き締まる思いです。

泥臭い現場の中で、たくさんの本からの教えを実践するのは
これまた難しいというのが実情なのですが、何とか試行錯誤
しながら一歩ずつ進んでいきたいと思います。

当面は仕事優先で記事の更新が滞るかと思いますが、今後とも
よろしくお願いします。

おめでとうございます。

2007-12-08-Sat-19:08
広介さん、昇進本当におめでとうございます!

今回の日記を読みすすめているうちにこちらまでどきどきわくわく、やったー!と本当にうれしくなりました。

願望が知らず知らずのうちに達成されたのではないですか?

本当におめでとうございます。

Re:おめでとうございます。

2007-12-12-Wed-00:20
そよ風さん、コメントありがとうございます。
お返事が遅くなり誠に申し訳ありませんm(__)m

お祝いのお言葉、とてもうれしいです^^
自分のことのように喜んでいただけて、感謝の気持ちで一杯です!

>願望が知らず知らずのうちに達成されたのではないですか?

いえいえ、まだまだです。
どちらかというと、超えるべき高い壁が立ちはだかったという
感じです(笑)
昇格したとはいえ任された責務はとても重く、試行錯誤の日々
を過ごしていますが、何とか全うしたいと顔晴っております^^;

当面はブログの更新が滞ってしまうかと思いますが、今後とも
よろしくお願いします。

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