読書とススメ

心の成長の糧となる本をご紹介します。

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伯母の死と絵本

2007-06-17-Sun-07:33
先日、私の伯母が他界しました。

享年69歳、まだこれからという年齢での死が、とても残念でなりません。

数年前に癌を患ってからというもの、痛みに耐えながら懸命に治療
を続けていましたが、家族や親類の願いも虚しく、帰らぬ人となって
しまいました。

脳梗塞で半身麻痺が残る伯父と、さまざまな事情により複雑な環境に
置かれている子供たち、そしてその孫たちを残し、さぞ心残りであった
ことでしょう。

心からご冥福を祈るばかりです。


昨日、忌中払いも無事終わり、自宅に戻ってこの数日の出来事を振り
返っていた私のもとに、4歳になる娘がある絵本を携えてやってきました。

わすれられないおくりもの】、娘が好きな絵本のひとつです。

娘をひざの上に抱え、読み聴かせている最中、

 この本は伯母からの何かのメッセージなのかもしれない

ふとそのような想いが、私の心に湧きました。

この絵本では、死んでしまった大切な友人(アナグマ)を悲しむ、
その仲間の様子が描かれています。

残された仲間たちは、周りの誰からも慕われていたその友人のことを
回想していくうちに、友人が残してくれた大切な贈り物に気づいていく
のです。

その贈り物とは、

 物(物質)ではなく、宝物となるような知恵や工夫



私たちはどうしても、物質に目がいってしまいがちです。

お金などもある意味、物質に含まれるでしょう。

確かにそれらは人間が生きていく上で必要なものです。

特にお金は、無くては生活もままなりません。

でも、愛する家族が死んでしまって、残された家族の心の中に残った
いちばん大切なものが、お金(物質)であったら...

その愛する人が残してくれた、知恵や伝統、そして人を思いやる心や
家族を愛する心に目を向けるのではなく、物質に目を向けているので
あったら...

そんな悲しいことはありません。

伯母さんはそんなメッセージを私に託したかったのかもしれない、
そう思わせる出来事に、いろいろ考えさせられるものがありました。

伯母の残された家族は、全員の心がバラバラです。

伯母の闘病という大事があったにもかかわらず、結局それは変わり
ませんでした。

私は私なりに、残された家族に対し、してあげるべきことがありそう
です。
これがまた昔から一筋縄ではいかない面々ばかりで苦慮するところなのですが...


葬儀場にて私は、残念ながら伯母の存在を感じられませんでした。

もちろん遺体はその場にあり、伯母の写真もいたるところに飾られて
いて、伯母の姿を目にする状況にはありました。

事務的にこなされていく葬儀の手続きに、私は無機質なものを感じて
いたからかもしれません。

しかしそれだけではない、何か別の欠けているものを、私は感じて
いました。

 伯母の存在、つまり魂はまだ自宅に居る...

理由はないけれども、そう感じずにはいられない何かが、そこには
あったのです。

伯母の役目はもう果たしたのだから、心残りをするのではなく、
早く天国に行って楽になってもらいたい、そう心から祈るばかりです。

伯母の死と絵本との結びつき、これも必然の出来事だったのでしょう。

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